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オフィスデスク・事務机の選び方

オフィスデスク・事務机のイメージ画像

オフィスデスク・事務机がシンプルに的確に選べる!

オフィスデスク・事務机は、オフィスワーカーにとっていつも身近に触れ、見慣れているものですが、同じオフィスにある文具・事務用品やOA機器などと比べると長期間に渡って使用できるので、いざ入れ替えや追加などで選ぼうとしても、社内で選定方法に関するナレッジが少ないことがよくあります。そして、ECサイトやメーカーカタログを見ても、種類、サイズ、カラーなど意外に多様な要件を押さえる必要があることに戸惑う人も多いと思います。

そこで、こちらのページでは、オフィスデスク・事務机選びにお困りの方に向けて、20年以上、オフィス家具専門ECサイトを運営する「オフィス家具ドットコム」のスタッフ一同でアイデアを出し合い、シンプルでわかりやすく、そして的確に選べるナビゲーションを作りました。優先順位が高い順に解説していますので、上から読み進めていただくと便利です。ぜひ、オフィスデスク・事務机選びの参考にしてください。

  • 固定席を設けず、空いている席を自由に選んで仕事ができるフリーアドレス下で使用するフリーアドレスデスクについては、別途、フリーアドレスデスクの選び方というページを設けていますので、そちらを参照ください。
  • 以下、「オフィスデスク・事務机」を「デスク」と呼称します。

1.種類

デスクの基本4種類

デスクの基本的な4種類は下記のとおりです。ファイルや書類、備品を入れるための収納の有無、収納量を考慮して選定します。

片袖机

片袖机

片袖机(かたそでづくえ)は、デスクの片側に2〜3段の引き出しがついており、オフィスで最も利用されている種類のデスクです。右袖が一般的ですが、シリーズによっては左袖に変更できるものもあります。

両袖机

両袖机

両袖机(りょうそでづくえ)は、デスクの両側に2〜3段の引き出しが付いていて、十分な収納量が確保されています。マネージャー席として利用されることが多いです。また、収納量が多い事務スタッフが使うケースもよくあります。

平机

平机

平机は引出しが付いていないタイプのデスクです。収納を確保したい場合は平机の天板下に置けるサイドワゴンを利用します。デスクと収納が分離しているので、席替えやレイアウト変更が容易になるのがメリットです。

脇机

脇机

片袖机や両袖机と並べて使う引き出し型の机です。片袖机や両袖机で不足する収納量を増加させるとともに、片袖机や両袖机と同じ高さなので天板面を拡張し机上スペースを広げることにも繋がります。

脇机とサイドワゴンの違い

脇机とサイドワゴンは同じような外見をしていますが、脇机は片袖机や両袖机の横に並べて使うのに対し、サイドワゴンは平机の下に置いて使います。脇机の方が収納量が多く、片袖机や両袖机と並べて使うので天板面を拡張し作業スペースを広げられるのがメリットです。一方、サイドワゴンはキャスター付きで移動が楽なので、席替えやレイアウト変更が容易になるのがメリットです。

変形天板(異型天板)タイプのデスク

デスクはストレート天板の他に、さまざまな天板形状があります。こちらでは、代表的なL型デスク、120°型デスクについてご紹介いたします。

L型デスク

L型デスク

広い天板スペースを持つため、書類や資料を広げながらPCを使うのにおすすめなのがL型デスクです。マルチタスクを抱えるマネージャーや研究職におすすめです。

120°型デスク

120°型デスク

デスクワークの作業効率をアップするのはもちろん、複数台を組み合わせて使うと、個空間を確保しながらも動きのあるレイアウトを実現できるのが120°型デスクです。

2.サイズ

限られた面積のワークスペースで必要座席数を確保するために、デスクのサイズ(幅、奥行、高さ)の検討が必要です。サイズは幅1200×奥行700×高さ720mmのように、「幅×奥行×高さ」のかたちで表現されることが一般的です。なお、メーカーのカタログなどではW1200×D700×H720mmのように、「W×D×H」とアルファベットで表現されています。

また、オフィス家具の場合、単位については「mm」を用いることが一般的です。オフィス家具のECサイトやメーカーカタログでも大半が「mm」表記です。メジャーや定規など我々が普段の生活で使用する測定機器は「cm」単位で数字が書いてあり、慣れない方も多いと思いますので注意が必要なポイントです。

  • 当ショップでは、商品名は「幅×奥行×高さ」表記、商品ページのサイズ欄は「W×D×H」表記で統一しています。また単位は一律「mm」としています。

デスクのサイズ

幅(W)

まずはデスクの幅を考慮するとワークスペースでの必要なデスク数の目安が見えてきます。幅はメーカーのカタログには「W」と記載されています(英語で幅を表すWidthの頭文字)。デスクは、最小幅600mmから、最大幅2400mmまで多様な幅があり、スペースや用途に応じてお選びいただけます。

ただし、デスクには定番の幅があります。定番の幅はスペース効率と机上面での作業効率のバランスがよく、さらにメーカーが大量に生産しており納期が早いなどのメリットがあります。現在のデスクの定番の幅は下記のとおりです。

幅1200mm(W1200mm)
オフィスで最も利用されることが多い標準的なサイズです。主に片袖机、平机でラインナップされているサイズです。
幅1000mm(W1000mm)
省スペースを重視する際に利用されることが多いサイズです。主に片袖机、平机でラインナップされているサイズです
幅1400mm(W1400mm)
ゆったりと机上面を使えマネージャーなどにおすすめのサイズです。片袖机、両袖机、平机とデスク全般でラインナップされているサイズです。

奥行(D)

奥行はレイアウト上ではデスクが並ぶ島と島の通路幅を考慮する時に検討課題に挙がることが多い要素です。また、デスクトップPCを使用する場合は奥行が広い方が作業がしやすく、ノートPCを使用する場合は奥行が少し狭くても問題なく作業ができるので、奥行を決める時はPCの利用状況も考慮することも重要です。奥行はメーカーのカタログには「D」と記載されています(英語で奥行を表すDepthの頭文字)。

現在のデスクの奥行は主に下記の3パターンです。

奥行700mm(D700mm)
オフィスで最も利用されることが多い標準的なサイズです。デスクトップPCの使用におすすめです。
奥行600mm(D600mm)
省スペースを重視する際に利用されることが多いサイズです。ノートPCの使用におすすめです。
奥行800mm(D800mm)
ゆったりと机上面を使えるので、大きな書類や資料を広げながら作業をすることが多い職種におすすめです。

高さ(H)

高さが異なるデスクを並べて、高さが不揃いにならないために、デスクを追加する場合は同じ高さのものを選ぶことが重要です。高さはメーカーのカタログには「H」と記載されています(英語で高さを表すHeightの頭文字)。

現在のデスクの高さは主に下記の2パターンです

高さ720mm(H720mm)
現在の主流の高さで、日本オフィス家具協会(JOIFA)が推奨しています。高さ700mmに比べ、足元にゆとりが生まれ、袖引出しの収納量も向上します。
高さ700mm(H700mm)
1971年にJISにより規程され、2010年頃までの主流の高さでした。そのため、現在も多くのオフィスで利用されています。

島型対向式レイアウトの例

デスクの中で断トツの売れ筋で、定番と言えるのが、幅1200×奥行700×高さ720mmの片袖机です。その片袖机を向かい合わせて(対向して)配置し、横に並べていくと、日本ではもっとも一般的な島型対向式レイアウトになります。

片袖机は奥行700mmなので、向かい合わせると2台の奥行の合計は1400mmです。その面に幅1400×奥行700×高さ720mmの両袖机がぴったりと納まるので、下記の図面のような島型対向式レイアウトが完成します。

このレイアウトでは、片袖机には一般スタッフ、両袖机には部長や課長などのマネージャーが座ります。マネージャーは指示差配がしやすく、また、両袖机なので多くなりがちな書類の収納量を確保することができます。一般スタッフはマネージャーに声がかけやすく、さらに、一般スタッフ同士でも気軽にコミュニケーションを取ることができます。また、スペース効率が高いのもメリットで、多くのオフィスで採用されているスタンダードなレイアウトです。

島型対向式レイアウトの例

3.カラー

デスクは空間に大きな面積を占めるので、オフィス空間のデザインや、他のオフィス家具と調和させて上手にコーディネートするために、カラー選びはとても重要です。デスクは本体カラーと天板カラーに大別されます。

本体カラー

本体カラーの主流はホワイト、ブラック、ニューグレーの3色です。

  • ホワイト:明るく爽やかで、清潔感があり、現在のオフィスで最も利用されている本体カラーです。
  • ブラック:シックでモダンな雰囲気を演出し、高級感を醸し出せるため、近年人気の本体カラーです。
  • ニューグレー:以前の定番カラーで、現在のオフィスでも根強いニーズがある本体カラーです。

天板カラー

デスクの机上面である天板カラーは主に3種類の系統に分かれます。

  • ホワイト:明るく爽やかで、清潔感があるイメージのオフィスを演出します。
  • 明るい木目調:明るく温かみのあるナチュラル系の空間を演出します。
  • 濃い木目調:シックで高級感があり、上品で重厚な空間を演出します。

カラーの例

本体:ホワイト/天板:ホワイト

本体:ホワイト/天板:ホワイト

本体:ホワイト/天板:明るい木目調

本体:ホワイト/天板:明るい木目調

本体:ホワイト/天板:濃い木目調

本体:ホワイト/天板:濃い木目調

本体:ブラック/天板:濃い木目調

本体:ブラック/天板:濃い木目調

4.配線

デスクの配線は「配線カバータイプ」と「コードホールタイプ」に分かれます。PCやモニター、固定電話機、モバイルデバイスなど、デスクの机上面は様々な情報通信機器が置かれていますので、ケーブル配線を適切に整理するために配線タイプ選びはとても重要です。

配線カバー

配線カバー

配線カバータイプはデスクの天板面を横断するように開閉式の配線カバーが付いており、配線がしやすく機能性に優れています。コードホールタイプと比べると高額になりますが、配線作業がスムーズに行えるので利便性がとても高く、さらに美しい配線を実現できるのでおすすめです。

コードホール

コードホール

コードホールタイプは天板面に配線口が設けられているタイプで、配線カバータイプと比較すると配線の利便性は若干劣りますが、コストパフォーマンスが高いのが特長です。

5.引出し

デスクの引出しについて整理します。引出しの選び方のポイントは「種類」「ロング引出し」「ラッチの有無」です。

種類

A4引出し

A4引出し

A4・B4引出し(B4引出し)

A4・B4引出し(B4引出し)

中引出し

中引出し

小引出し

小引出し

センタートレー

センタートレー

サイドトレー

サイドトレー

A4引出し
A4ファイルやA4ボックスファイルが収納できる引出しです。片袖机、両袖机、脇机、サイドワゴンの下段や中段で用いられます。後述のA4・B4引出しは高さの都合上、下段のみでしか使用できないのに対し、A4引き出しは下段、中段で使用することができます。そのため、現在のオフィスシーンで主流のA4書類に対応したファイルやボックスファイルを多く収納できるので重宝できます。
A4・B4引出し(B4引出し)
A4およびB4に対応したファイルやボックスファイルが収納できる引出しです。片袖机、両袖机、脇机、サイドワゴンの下段で用いられます。A4ファイルやA4ボックスファイルは引出しの横方向、縦方向のいずれも収納が可能ですが、B4ファイルやB4ボックスファイルは引出しの縦方向にのみ収納が可能です。メーカーによって「A4・B4引出し」もしくは「B4引出し」と呼称が異なります。
中引出し
片袖机、両袖机、脇机、サイドワゴンの中段で用いられ、小物収容や、深さがある場合は書籍やCD・DVDケースなどの収納も可能です。
小引出し
片袖机、両袖机、脇机、サイドワゴンの上段で用いられ、ペントレーが付いていて、文具や印鑑など小物収納に便利です。深さがある小引出しなら名刺整理ケースの収納も可能です。
センタートレー・サイドトレー
デスクのちょうどお腹にあたる部分にあるトレーで、電卓や定規、メモ帳などパッと取り出しやすいものを収納するのに適しています。センタートレーの脇にサイドトレーが付いている場合もあります。センタートレーは錠なしタイプが一般的ですが、オプションで錠付タイプに変更できるシリーズもあります。

ロング引出し

A4引出し、A4・B4引出し(B4引出し)は、片袖机、両袖机、脇机の下段で用いられる際、通常の標準引出しタイプはA4ボックスファイルを5箱収納できます。一方、シリーズによっては6箱収納できるロング引出し(多量収納引出し)タイプがラインナップされており、より収納量を確保することができます。

ロング引出し

ラッチの有無

トレーの飛び出しを防ぐ機構をラッチといいます。地震の際に引出しやトレーが不用意に飛び出し、通路に収納物が散乱する危険性を軽減させ、安全性に配慮することができます。デスクにはラッチの有無があり、販売金額に差が出てくるポイントのひとつです(ラッチ無しのデスクの方が安価)。また、片袖机や両袖机の袖引出しはラッチに対応しているものの、センタートレーはラッチ無しの場合があります。

ラッチ機構

6.錠

セキュリティと使い勝手を高めるために、錠選びも重要な要素です。こちらではデスクの錠の機能について解説いたします。

シリンダー錠

鍵を回転することにより施錠される、最もスタンダードな錠タイプです。シリーズによっては、錠前の鍵を指す部分(内筒)を取り換えられる内筒交換タイプのシリンダー錠もあり、鍵番号を変更することで柔軟なセキュリティ管理が可能になります。

内筒交換タイプのシリンダー錠
※内筒交換タイプのシリンダー錠

ダイヤル錠

暗証番号を登録しダイヤルを合わせることにより解錠を行います。キーレス運用が可能になるのが魅力です。なお、暗証番号を忘れた場合は、別売の非常解錠キーで扉を開けることができます。

ダイヤル錠

センタートレーの錠について

デスクの引出しは施錠をできるのが一般的です。一方、センタートレーは、電卓や定規、メモ帳などパッと取り出しやすいものを入れたり、一次的に書類を入れるなどの用途が大半なため、錠が付かないのが一般的です。ただし、シリーズによってはセンタートレーに錠が付いているタイプ、オプションで錠付きのセンタートレーに変更できるものもあります。

7.オプション

デスクのオプションをご紹介いたします。

サイドワゴン(サイドキャビネット)

サイドワゴンやサイドキャビネットと呼ばれ、引出しが無い平机の天板下に置いて使用します。キャスターが付いていて移動が楽なので、席替えやレイアウト変更の際に便利です。

ただし、「片袖机1台」と「平机1台+サイドワゴン1台」の価格を比較すると、「片袖机1台」の方が割安になることが多いので、利便性とコストのバランスを考慮して、上手に選定してください。

サイドワゴン(サイドキャビネット)

デスクトップパネル

デスクトップパネルは、デスクを対向設置や並列設置した際に、デスクとデスクの間の仕切りとして使用します。デスクの前面に設置するフロントデスクトップパネルは、視線を遮り、集中力を高めます。さらに、デスクの側面に設置するサイドデスクトップパネルを利用すると、より集中の度合いが高まり、程よいプライベートスペースの確保に繋がります。また、デスクトップパネルは飛沫感染防止対策としても活用されています。

デスクトップパネルはクロスタイプが一般的です。クロスタイプはカラーバリエーションが豊富で、デスクのカラーはホワイトやブラックなど無彩色なので、デスクトップパネルをアクセントカラーとして、ブルーやグリーン、イエローやオレンジなどのカラーで空間に彩りを与え、オフィスデザインの向上に繋がります。他には、スチールタイプやアクリルタイプのデスクトップパネルがあります。

デスクの形状は様々なので、デスクと同じシリーズのデスクトップパネルを利用するのが一般的です。ただし、汎用的なタイプ(取付条件あり)や、置き型タイプなど、デスクの種類を問わずに利用できるデスクトップパネルもあります。

デスクトップパネル

机上ラック

デスクトップの収納スペースを確保し、ファイルや書類などを手軽に取り出せることで仕事のはかどりをアップさせます。デスクのシリーズでラインナップされている机上ラックを使う場合もありますし、汎用的な机上ラックを使う場合もあります。汎用的な机上ラックを使用する場合は、机上ラックがデスクの配線カバーやコードホールと干渉しないようなものを選ぶ必要がありますのでご注意ください。

机上ラック

足元棚(アンダーデスクラック)

デスクの足元に配置する棚で、ファイルを立てかけて収納するなどして、収納量を確保します。汎用的な足元棚を使う場合が多いですが、デスクのシリーズの中では、デスクの脚に棚板を設置することで足元棚を設けることができるタイプがあります。

足元棚(アンダーデスクラック)

ファイルワゴン

ファイルワゴンは、デスク周りに配置して、ファイルや本などを収納して利用します。出し入れがしやすいので頻繁に利用する資料などを収納しておくと便利です。また、キャスターが付いているので、移動にも便利で、書庫や書棚でファイルや本などの資料をピックアップし、自席まで運んで利用するような使い方に向いています。

ファイルワゴン

8.オフィスデスク・事務机カテゴリーの特集ページ

オフィス家具ドットコムのオフィスデスク・事務机カテゴリーでは50以上のシリーズがあります。こちらのページの「オフィスデスク・事務机の選び方」以外にも、豊富なラインナップから御社の働き方を支える1台を探すガイドとして、「選び方ページ」「ジャンルごとの一覧ページ」「シリーズの特集ページ」をご用意していますので、ぜひご活用ください。


オフィスデスク・事務机の商品選定やコーディネート、レイアウトなどのご相談をご希望の場合はお気軽にお問い合わせください。当ショップのオフィスプランナーが対応いたしますので、プランが固まっていない段階でのご相談も承ります。

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