オフィスチェア・事務椅子 ウチダ チェア ELMAR(エルマー)
新しいコンセプトのワークチェア
UCHIDA(ウチダ) チェア ELMAR(エルマー)は、ワーキングチェアとしての機能性を有しながら、例えばダイニングチェアと並べても違和感のないデザインで、オフィス空間だけでなくカフェやライブラリ、ダイニングエリアの間をフレキシブルに行き来できる、新しいコンセプトのチェアです。
また、ELMARシリーズにはチェアにあわせて、国産のナラ材を使用したデスク、テーブルがラインナップされており、ダイニングのような心地よさが感じられるデザインです。
利用シーン
コンセプト
ELMARチェアはオフィスチェアが培ってきたクラシカルな構成方法を踏襲しながら、より現代的な新しいチェアに進化させることを試み生まれました。
その構造は、複雑な機構を伴うメカニカルな器具のようなものではなく、チェアを構成する各素材の特性を最大限に活かすことに集中した結果、極めてプリミティブなものとなっています。
そうして生まれた佇まいは、ワーキングチェアとしての機能性を有しながら、例えばダイニングチェアと並べても違和感のない、まさに“器具ではなく家具”としての表情が生まれています。
ELMARは、その家具としての表情によって多様な空間に入っていくことが可能です。ワーキングチェアがオフィス空間だけでなくカフェやライブラリ、ダイニングエリアの間をフレキシブルに行き来できること。それは、仕事をすることに対するさまざまな価値観が生まれている中で、働くという行為を、より自由にすることにつながっていきます。
デザイナー
ELMARのデザイナーは家具デザイナー(藤森泰司アトリエ/代表)の藤森泰司氏です。
1999年、藤森泰司アトリエ設立。家具デザインを中心に据え、建築家とのコラボレーション、プロダクト・空間デザインを手がける。近年は図書館などの公共施設への特注家具をはじめ、ハイブランドの製品から、オフィス、小中学校の学童家具まで幅広く手がけ、スケールや領域を超えた家具デザインの新しい在り方を目指して活動しています。グッドデザイン特別賞など受賞多数。
コラボレーションだから実現できたこと
今回の商品において、そのコンセプトにふさわしい素材を考えた時、より家具らしさを求めるならば木材の使用は必然の選択となりました。 そこで内田洋行(UCHIDA/ウチダ)は木材を適切に管理しながら、高い木工技術を持ち、新しいことに柔軟に真摯に対応することのできる「カリモク家具」と手を組み、それぞれの知見を重ねることで商品化を目指しました。
そうして生まれた、ELMARシリーズは、人々の暮らしの一部である「働く」という時間と場を、木の魅力を十分に感じながら、豊かで快適に支えることができると考えます。「藤森泰司アトリエ」「カリモク家具」と「内田洋行(UCHIDA/ウチダ)」3社のコラボレーションによって生まれた新しいオフィス家具の世界を感じてください。
チェア
快適な座メッシュ
座面は柔軟性のあるメッシュ材を使用しています。着座時の適度な沈み込みと通気性により、快適な座り心地を提供します。
素材の特徴による快適な背の動き
成型合板によるシートのしなりと、背座をつなぐ樹脂パーツによる背チルトにより、体の動きにしなやかにフィットします。
肌触りの良い木製の肘
直接肌に触れる肘も木製で作り、居心地の良さを感じられます(肘フレームはスチール製です)。
メッシュの座面+クッション
厚めのクッションのベースは、座メッシュと同じ仕様になっており、長時間のワークでも快適に座ることができます。
木部について
木部の塗装はすべてポリウレタン塗装仕上げです。製品は天然木を使用しているため自然な節や、筋状の木目、虎斑(とらふ)、材料の色差などが現れ、そのような色柄や節などは、製品ひとつずつ異なります。こうした天然木ならではの自然な色合いや木目のゆらぎ、節などをお楽しみください。
- 節などには若干の凹凸がある場合があります。ヘコミや割れではありません。
死節
材色の濃淡
虎斑
デスク/テーブル
ELMARでは4タイプのテーブルがラインナップされています。
デスクタイプ
テーブルタイプ
スクエアタイプ
サークルタイプ
「森との共存」のため未利用材を活用する
ELMARシリーズのデスク/テーブルは、国産のナラ材を使用しています。
天板は、短尺材や端材などをフィンガージョイントでつないで集成したものを芯材にし、表裏面に幅はぎ材を積層したものを用いています。こうすることで、 家具づくりに不向きな短尺材や端材などの未利用材を有効活用しながら、無垢材の量感と、幅はぎ材の質感を感じることができます。
未利用材の有効活用は、人の手が入った森の適切な管理につながり、森の多様性を維持することができ、私たちは豊かな恩恵を受けながら、 森と共存していくことができると考えに基づいています。